2種類に分けられるホームヘルパーの働き方

ホームヘルパーの働き方は大きく分けると、直接雇用の正社員と登録型の社員の2種類があります。

正社員では給与面で安定していますし、福利厚生も充実している場合が多いです。研修を受ける機会に恵まれていることも特徴。昇給やキャリアアップのチャンスもあり、コーディネーターなどの上位職を目指す働き方も可能です。一方で夜勤や休日出勤を求められることもあります。正社員のホームヘルパーは時間の自由度が低い欠点はありますが、安定して働きたいという方にとっては向いている仕事であると言えるでしょう。

登録型のホームヘルパーの仕事は、朝食や夕食の時間帯に需要が集中している特徴があり、直行直帰で済むことが多いです。日勤を中心とした勤務ですが、夜勤のパートを専門に扱っているところもあります。登録型では自分の希望する時間の中で働くことができるために、時間の融通が利きやすいメリットがあります。働く上では介護職員初任者研修資格(旧ホームヘルパー2級)などの資格を持っている方が有利になりますが、無資格でも就くことができる仕事です。そのため、訪問介護の現場で働きながら勉強をして資格取得を目指すような働き方もできます。ホームヘルパーは非常勤スタッフの割合が高い仕事でもあり、子育てと両立しながら働く方も多く、中には60歳以上になっても働き続ける方もいます。しかし、正社員と比べると収入が不安定な面があり、複数の事業所に登録したり、副業を掛け持ちしたりしている方も多い仕事です。