ホームヘルパーの一日の働き方

ホームヘルパーの基本的な業務は、ひとり暮らしをしている高齢の方や、利用者本人とその家族が家事などを行う事に対して、困難な場合に、日常生活の援助を行う事が基本となっています。

ホームヘルパーの一日の流れは、朝出勤をし、事務所内にて一軒目の利用者の訪問準備を行います。そして一軒目の利用者宅へ車で移動し、サービスを開始します。一軒につき、およそ30~60分を目安に介護サービスなどを行う事が基本です。当然一日に数件の利用者の家へ訪問しなければいけないので、1人の利用者に対して時間を掛けすぎてもいけません。この様に一日かけて数件の利用者の家に訪問し限られた時間内で必要な介護を行わなければなりません。

ホームヘルパーとして勤務するには、採用条件があり、応募資格には「介護職員初任者研修資格(旧ホームヘルパー2級)」以上を取得している事が必須となっています。中には、まず派遣会社に登録を行い介護技術の取得を目指す方法もあります。ホームヘルパーの主な働き方は「身体介護」と「生活補助」の2種類です。身体介護は、主に排泄や食事、着替え、入浴などです。生活援助は掃除や洗濯、調理そして買い物など身の回りのお世話が中心になります。ここで勘違いされやすいのがホームヘルパーは「家事代行」ではないと言う事です。一見、掃除や洗濯といった身の回りの世話を行うとその様な誤解を招く事もありますが、一般的にホームヘルパーは要介護者の生活のサポートと心のケアが業務内容となっています。ここでは簡単に説明をしましたが、さらにホームヘルパーの詳しい仕事内容も知っておいて損はないでしょう。